YUI – New Acoustic ESA-10CE

8 08 2007

生音、ステージで数曲、生音で挑戦したい。アコギ1本で歌いたい。 2006年、2月だったであろうか...。
「TOKYO」がリリースされた直後、First Tourに向けてのリハーサルが行なわれる直前の事。ある提案が、それは「生音、ステージで数曲、生音で挑戦したい。アコギ1本で歌いたい」そう、YUIからの提案であった。
* 実際YUIは、First Tour時、GA-45、1本で「TOKYO」を披露している。
いま思うと、そのころから新たなサウンドを求めていたのかもしれない...。

同時期、FENDER U.S.A.から製作発表されたNEW MODEL、ESA-10(この時点で既に、サンプル品は、YUIに渡る事が決定していた)。これは見てもおわかりの様に、YUIが使用しているGA- 45の同タイプであるが、使用されているマテリアルは異なる。そもそもGA-45のコンセプトは、エレキギターから持ち替えても弾き易いバランス、アン プ、PAを通してナチュラルなアコースティック・サウンドが最大限に堪能できる仕様。それに対して、ESA-10では、上記にあげた事の他に、GA-45 よりもネックが薄く(Cシェイプ)、フィンガー、フラット・ピッキングにもそのサウンドを堪能出来る様に作られたモデルである。そう、このESA-10 は、Fender Mexico Ensenada FactoryとFender R&Dスタッフとのコラボレーションにより、新たな発想と究極なアコースティック・サウンドを追求した結果生まれたモデル。中でも注目すべき点 は、Back & Sideに使用されたSolid Palo Escrito Rosewoodだろう。この材の特徴は、通常多くのモデルに使用されているナチュラル・ローズウッド、インディアン・ローズウッドとは違い、現在、入手 困難なブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)に近い性質であり、Solid Palo Escrito Rosewoodは、これまであげたローズウッドよりも軽く、ブラジリアン・ローズウッドよりも強度が硬い。すなわちレスポンスの良さ、歯切れの良いサウ ンド、鳴りが良いのが魅力。このSolid Palo Escrito Rosewood材が、多くのフラメンコ・ギターに使用されている事からもその性質、サウンドは、想像出来る事だろう(フラメンコ・ギターのサウンド、奏 法を想像してみて欲しい)。

このESA-10は、まさにYUIの様に、ハードなピッキングから、柔らかな(フィンガーに近い)ピッキングを多様する(音/曲を表現する)プレイヤーの 為に作られたモデルである。路上で、生弾きしていたYUIの耳が、身体が憶えている記憶、そんな記憶のサウンドを呼び起したESA-10。これまでに存在 しなかったタイプのアーティストがYUIであるとすれば、これまでにない全く新しいコンセプトで作られたESA-10、これもまた一つ、新たな運命的な出 会いであると言えよう。GA-45では、ライヴ、バンドとしての楽しみを...、ESA-10では、原点回帰、YUIが言う「決して失わないもの/忘れら れない感覚」、なによりも自分自身にとって「譲れないモノ」を「音」として表現する為に...。

2007年、ESA-10がYUIの元へと渡った瞬間から、このESA-10のサウンドの虜になり、YUIは、新たな相棒を今回のツアーでお披露目ができればと考えていたようだ。
そして、満を持して2007年4月13日(金)から始まるYUI 2ND Tour “Spring & Jump” ~CAN’T BUY MY LOVE~では、メイン・アコースティックとして使用される。

2007年、YUIとESA-10の伝説は、ここから始まる。

ESA-10C (AUDITORIUM)
\157,500
COLORS:NATURAL
FINISH:GLOSS(POLYESTER)
TOP:SOLID SPRUCE
SIDE&BACK:SOLI PALO ESCRITO ROSEWOOD
NECK:MAHOGANY
FINGERBOARD:EBONY
SCALE LENGTH:648mm
WIDTH AT NUT:43mm

*YUI使用モデル:ESA-10CE
\178,500
ELECTRONICS:FISHMAN ELIPSE VT PREAMP

*今回のツアーでは、これまで使用していたGA-45のニューヴァージョン(ブリッジ形状変更モデル)がサブ用として用意されている。このモデルにもこれ まで同様、5フレット上に、シルバーで作製されたYUIのサインが埋込まれている。また、今回は19フレット上にも、YUIがペットとして飼育している 「亀」のインレイが埋込まれている。ペグはオリジナル同様、ゴールド・ペグを搭載。

技術協力:ヤマノテクニカル・サービス
Satoshi Watanabe

文:真家秀樹

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